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関市の内科・外科クリニック。岡田医院です。

予防接種についてmedical info

予防接種

当院では肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス、プレベナー)、インフルエンザ、B型肝炎、おたふくかぜ(ムンプス)、ロタウイルス、BCG、日本脳炎、DPT三種混合、DPT−不活化ポリオ4種混合、DT二種混合、麻疹風疹(MR)、水痘帯状疱疹、小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー)、HIBワクチン、子宮頸がんワクチン(サーバリクス、ガーダシル、シルガード)、帯状疱疹ワクチン(水痘帯状疱疹ワクチン、シルガード)の接種を行っております。新型コロナワクチン接種は実施しておりませんのでご了承ください。

ワクチン接種をご希望の方は、あらかじめお電話(0575222078)にてご予約をお願いします(インフルエンザワクチンの予約は行っておりません。高齢者の肺炎球菌ワクチンは常備しておりますので問診票をお持ちいただければその日に接種可能です。)。
注意)202010月からワクチンの接種間隔の制限が変更になりました。注射の生ワクチン同士の間隔は27日以上あけてください。それ以外は、制限がなくなりました。


帯状疱疹に対する予防接種(※補助は50歳以上が対象。)
・水痘帯状疱疹用生ワクチン 費用:8000円 1回接種
・シングリックス(不活化ワクチン) 費用:22000/回 2回接種(2回目は1回目接種後2か月後から6か月後の間に接種)
なおいずれの帯状疱疹用ワクチンも令和54月より関市の補助の対象になり、半額(上限1万円)が助成されます。関市のホームページを参照してください。)
ワクチンについては以下のサイトを参考にしてください。
帯状疱疹.jp
帯状疱疹予防.jp


高齢者の肺炎球菌ワクチンは、65歳以上で公費負担があります。これまでは経過措置があり、65歳で打たれていない方には、70歳になると再度案内が来ておりましたが、今年度からその措置はなくなります。
対象者には紫色の問診票が送られてきます。

・成人用肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)(公費あるいは任意。自費の場合は7300円)
65歳以上の高齢者の方、心不全、肺疾患、喫煙者の方には肺炎球菌ワクチンの接種をお勧めしています。
ニューモバックスは脾臓摘出後の患者さん(胃がん術後などで脾臓を摘出された方。)は保険適用です。

(注意)ニューモバックスの再接種について
5年以内の再接種では接種部位の局所の副反応(腫れる)が多く報告されています。5年以上間をあけて再接種されることが望ましいと思われます。当院でも2回目の接種では腕が腫れる人が多いです。
成人肺炎球菌ワクチン接種の考え方

<生ワクチン>
・BCG(公費、2014年度から当院でも行っております。)

・麻しん・風しん(MR)混合ワクチン(公費、任意の場合は9900円)

・水痘(みずぼうそう)ワクチン(2014年秋より公費負担になりました。)自費で打たれる場合は8000円となります。

・おたふくかぜワクチン(任意5500円)
関市の補助(1回2500円)が令和5年4月より始まりました(関市に住民登録のある1歳から小学高就学前の子が対象です。)。

・ロタウイルスワクチン(公費)…生後6週〜24週までの赤ちゃんしか接種できません。1回目接種から4週間開けて2回目を接種します。このため生後20週までに1回目を受ける必要があります。その他のワクチンとの同時接種は可能です。  

<不活化ワクチン>
・ジフテリア・百日せき・破傷風(DPT)三種混合ワクチン(公費)

・ジフテリア・百日せき・破傷風(DPT)・不活化ポリオ4種混合ワクチン(公費)

・ジフテリア・破傷風(DT)二種混合ワクチン(公費)

・日本脳炎ワクチン(公費、時期により任意になることあります。保健センターに問い合わせてください。)

・インフルエンザワクチン(任意)
6か月〜2歳まで 0.25ml 3歳以上 0.5ml
インフルエンザワクチンの接種時期については、デンマークで心不全の方に接種した大規模な研究があり、早い時期に接種した方が死亡率が低かったというデータが出ています。これを日本にそのまま当てはめることはできませんが参考にしてください(とてもきれいなデータが出ています。)。
小児の接種回数については、厚生労働省のHPQ&Aに書かれています。13歳未満は原則2回と書かれているすぐそのあとに9歳以上は1回でもいいというような文章も載っています。保護者の方の判断にお任せいたします。

(妊婦へのインフルエンザワクチン接種について インフルエンザワクチンは不活化ワクチンであり、理論的には妊婦、胎児に対しての問題はなく、これまでに妊娠初期にインフルエンザワクチンを接種しても胎児に異常の出る確率が高くなったとするデータもないと報告されている。また、流産、奇形児の危険が高くなるという報告もない。CDC(アメリカ)のガイドラインではインフルエンザ流行期に妊娠予定の女性へのインフルエンザワクチン接種を推奨しています。このため、産婦人科学会のガイドライン(54ページ参照)において、妊娠全期間においてワクチン接種希望の妊婦には接種可能とされています。授乳婦も問題ないとされています。詳しくは国立成育医療研究センターのホームページをご覧ください。

・ヒブワクチン(インフルエンザ桿菌b型ワクチン 公費)
説明書にも書かれていますが、製造過程でウシの成分を使っているため伝達性海綿状脳症伝播のリスクが理論的に存在します。副作用として接種部位がはれることが多いです。

・A型肝炎ワクチン(任意7700円)

・B型肝炎ワクチン(任意4400円)

・肺炎球菌ワクチン小児用(プレベナー)(小児は公費負担)
プレベナーを成人が打たれる場合(任意9900円)成人は筋肉注射 です。

HIBワクチンと肺炎球菌ワクチンが公費負担になってから、髄膜炎などの発症が確実に減っているというデータがあります。ぜひワクチンを接種して下さい。国立感染症研究所感染症情報センターのページへ(表1、2を参照)

・子宮頚がんワクチン(H23年度より公費負担)
キャッチアップ接種を含む公費接種については関市のホームページを参照ください。

サーバリクス(2価)とガーダシル(4価)に加え、R54月よりシルガード(9価)も接種可能となります。

・サーバリクス
初回、1か月後、6か月後の計3回接種です。
・ガーダシル
初回、2か月後、6か月後の計3回接種です。
・シルガード
15歳未満は初回、6か月後の合計2回です。
15歳以上は初回、2か月後、6か月後の合計3回です。

自費の場合はガーダシル(116500円)の接種を行っております。

子宮頸がん予防についてはMSDのサイト参照ください。

予防接種費用と確定申告について
ある患者さんから予防接種の費用は医療費控除の対象になるかとの質問がありましたので調べました。結論から申し上げます病気の予防を目的とするワクチンの接種費用は医療費控除の対象にはならないとの回答になります。医療費控除については国税庁のHPをご参照ください。最近創設されたセルフメディケーション税制の控除を受けるための条件にはなるようです。

医療費控除とセルフメディケーション税制の両方の控除をうけることはできません。どちらかを選択することになります(国税庁HP参照)
家族の方がB型肝炎に罹患している方のB型肝炎ワクチンについては接種費用は医療費控除の対象になるようです。(国税庁のホームページ参照)

以下参考サイト
日本小児科学会の推奨する予防接種のスケジュール


同時接種について(小児科学会のパンフレット)

KNOW VPD!子供の予防接種についてのサイト